鉄骨の製作・施工および建築用
プレキャストコンクリート製品の製造
鉄骨事業では、最上位のSグレードおよびHグレードの認定工場を有する数少ない鉄骨製作会社として、日本を代表する超高層ビルなどを数多く手がけてきました。
鉄骨は、粘り強くエネルギー吸収能力が高く、多くの高層建築物や大空間構造物に用いられています。巨大な建築物であっても、鉄骨製作は、ミリ単位での精度が求められる緻密な仕事で、「工作図・現寸・切断・組立・溶接」などの各工程からなり、設計技術、それぞれの工場が有する生産設備を駆使して、高い品質の製品を供給し続けています。
当社は、最高位のSグレード認定工場を有する数少ない鉄骨製作会社として、日本を代表する超高層ビルなどを数多く手がけています。
鉄骨は、粘り強くエネルギー吸収能力が高いことから、高層建築物や大空間構造物などで多く用いられています。
しかし、その大きさに反して、ミリ単位での精度が求められる仕事で、当社の5工場では、生産技術・設備を駆使して、高い品質の製品を供給し続けています。
お客様(ゼネコン)より受領した設計図書をもとに、鋼材・溶材など資材の発注、鉄骨製作に必要な情報を収集し、工作図および製作要領書を作成するとともに、業務計画を立てます。
業務計画に合わせて、鉄⾻の主要材料である鋼材の発注から検収、在庫管理を⾏います。市中品の調達に加え、小梁・間柱用の材料等を鋼材メーカーからロールで調達する場合、切断加工などの外部委託先も合わせて管理します。
詳細図等をもとに、部材加⼯のための指示書、CADシステムを使⽤した切断・孔明け・開先加工の型板・NCデータ、けがき用定規等の現⼨図の作成をします。
現⼨までの工程で作成された情報をもとに、鋼材の加工を行います。
⼯場に⼊荷した材料を検査した後、切断・孔明け、開先加⼯、けがき等の作業を⾏います。
前加⼯された材料を、設計図書、⼯作図および製作要領書に基づき組立・組立溶接を行います。
組み立てられた工作物を、品質を確保するため、適切な溶接方法で本溶接します。
(近年はロボットによる溶接も増えています)
完成した製品に対し、承認図、製作要領書通りに製作されているか、施⼯者・⼯事監理者の⽴会のもと、寸法などの確認を⾏います。また、合格した製品は、指示に応じて錆止め塗装を行います。
検査で合格した製品は、搬⼊条件・建⽅⽇程等に合わせて、指定の⽇時に⼯事現場へ大型トレーラー等で搬⼊されます。
鉄骨製作会社が、現場組立や現場溶接を行うこともあります。
建築用プレキャストコンクリート(PC)事業は、1991(平成3)年に筑波工場を新設し、事業をスタートさせました。
一般社団法人プレハブ建築協会PC部材品質認定(H認定)を取得し、高層住宅の構造体(柱・梁)を中心に実績を積み重ねてまいりました。
プレキャストコンクリートは、工場で予めコンクリート製品を作り、建設現場に搬入する手法で、現場工事を省力化し工期短縮を図るなど、合理化と経済性の追求に応えることができ、高層マンションなどの近代建築に用いられています。
元請けより受領した設計図書をもとに、要領書・工程表などを作成し、業務計画を立てます。
工程表・製作図に従い、PCの骨組であるユニット筋の加工組立を行います。
工程表・製作図に従い、型枠を改造し、検査を行います。
工程表・製作図に従い、材質・径・ピッチ等、ユニット筋検査を行います。
バッチャープラントから各ラインに配送されたコンクリートを、専用ホッパーで型枠に投入します。
バイブレータによりコンクリートの締固めを行います。部材の種類と季節によっては蒸気養生を行い温度の制御管理を行います。
型枠からPC部材を外し、製品の寸法や外観の検査を行います。
コンクリートの強度は、供試体を採取し標準養生層及び部材同一で管理し、第三者機関及び自社試験設備の圧縮試験機で計測し管理しています。
REAL4
特徴
鉄骨専用の3次元のCAD(設計支援ツール)です。
正確な設計図(工作図・現寸)を作成するだけでなく、材料のサイズ・量・重さなど多様なデータを使って、精度の高い生産計画の作成・管理に活用しています。
開先加工機
特徴
NC制御で、開先角度、寸法を設定し、平板やH形鋼を正確に、最適な条件で切削する装置です。
開先加工形状を記憶することができ、操作性に優れ、高い作業効率を実現しています。
NCドリルマシン
特徴
縦ヘッドに2軸、左右ヘッドに各2軸ドリルを装備した計6軸のH形鋼専用の高速孔明け加工機です。
高速で材料を移動し、位置決めを行い、正確な位置・径で、高速の孔明けを可能にしています。
ショットブラスト
マシン
特徴
鉄骨の接合部摩擦面等の処理を行う機械です。
鋼材の表面に細かい玉を噴射して鉄骨部材の接合部を凸凹にし、法定すべり係数を摩擦面処理基準値以上に高め、安全性を確保しています。
BOX専用孔明機
特徴
BOX柱をエレクトラスラグ溶接するための事前作業に使用される装置です。
内蔵ダイアフラムとスキンプレートを溶接するため、ノズルを挿入する孔明けを素管に行います。
天吊マルチワーク
溶接システム
特徴
天吊タイプにすることで、これまで対応が難しかった箇所への適用が可能となった溶接ロボットです。
各種仕口・コア・内ダイアフラム・SRCシャフト等多様な自動溶接を可能にしています。
BOX角継手専用2電極
サブマージアーク
溶接装置
特徴
サブマージアーク溶接装置は、高い溶着性が得られる、限られた施設にしか設置されていない大型の装置です。
超高層建築に用いられるBOX柱の肉厚は増大しており、他の施工法と比べ大入熱が必要な角継手の施行を自動で行います。
非消耗ノズル式
エレクトロスラグ
溶接装置(SESNET)
特徴
BOX柱の内蔵ダイアフラムとスキンプレートの自動溶接に使用する装置です。
建築物の超高層化に伴い、適用鋼材も高強度化・高靱化と厚肉化が進む中、低コスト、高品質での施工を可能にしています。
溶接タワー
特徴
柱を立てた状態でブラケット等を溶接するための設備です。
安定した下向き姿勢で溶接が可能となり生産性の向上に寄与しています。
非消耗ノズル式
エレクトロスラグ
溶接装置(オフライン)
特徴
BOX柱の内蔵ダイアフラムとスキンプレートの自動溶接に使用する装置です。
オンラインで通常使用するSESNETに加え、より厚肉の鋼材溶接に対応するオフラインの装置も備えています。
骨材貯蔵槽
特徴
使用する種類別に貯蔵し雨や異物の混入を防止します。
セメント貯蔵槽
特徴
セメントは風化防止のため、気密性・防湿性のあるサイロに、使用する種類別に貯蔵し管理します。
混和剤貯蔵槽
特徴
混和剤は沈殿・分離を防止できる撹拌機を備えたタンクに、使用する種類別に貯蔵し管理します。
バッチャープラント
特徴
セメント、骨材、水、混和剤などのコンクリート材料を所定量に正確かつ迅速に計量して練り混ぜを行い、均質なコンクリートを製造する設備です。
フォークリフト
特徴
バッチャープラントで製造されたコンクリートを製造ヤードのホッパーに搬送するために使用します。
ホッパー
特徴
高強度品質を必要とする固練りコンクリート構造物の打設に向いています。
蒸気養生設備
(ボイラー)
特徴
材齢初期におけるコンクリートの強度発現を促進し、脱型に要する強度を早期に得て生産性を高めています。
研磨機
特徴
コンクリート強度試験供試体端面を自動で研磨します。
アムスラー式
圧縮試験機
特徴
コンクリート圧縮強度のテストを行う機械です。
3,000キロニュートンの高圧試験が可能です。
製品ストックヤード
特徴
予想される外力に対し、転倒や落下が生じないような方法で、かつ円滑に行えるように整理して貯槽します。
会社案内パンフレットを
ダウンロードできます。